ホスピタルセッティング ”プロバイダー”

株式会社ニチオン営業企画本部は、セントラルサービス・インフェクションコントロール・クリティカルケア領域におけるあるべき姿を的確に捉え、専門職の立場に立って業務改善や新しい手順のコンサルテーション活動を通して病院機能・病院環境のプロバイダーとして、常に第一線の医療現場を支え続けてまいりました。

この程、お客様のニーズに応えるため本年7月組織体系を変更し、事業本部名をヘルスケア クオリティー プロモーション事業本部 と改名いたしました。

ヘルスケア クオリティー プロモーション事業本部の営業企画部・事業推進部、各担当者が事業ブランドの誇りを持って、お客様の知恵と技術をカタチにして、医療の質向上と業務改善にお答えします。

ヘルスケアクオリティプロモーション事業部誕生記念講演を東京国際フォーラムにて開催致します▼
医療の質・安全学会 第2回学術集会
日時:2007年11月24日(土) 12:30~13:30
場所:東京国際フォーラム 第3会場(ホールB5)
  アクセス

 第2回学術学会
http://www.qsh.jp/2007/
「医療の質・安全学会 第2回学術集会」教育セミナー

隔離予防CDガイドライン2007に学ぶ
-限られた資源で感染管理の質と効率を高める
施設文化を作るために-

2007 CDC guideline for isolation precautions
- Continuous quality improvement of infection control by multidisciplinary teams -

佐竹幸子(さたけ さちこ) 


群馬大学医学部保健学科 准教授
NPO法人EBIC研究会 理事長
 佐竹 准教授-紹介へ-
教育セミナー概要
 はじめに
限られた資源で感染管理の質と効率をさらに高めるためには、医療現場で働く異なる職種からなる専門家チーム(multidisciplinary teams)の働きが重要である。彼らが目標を達成するために質の高い情報を提供したいと考え、1999年よりEBIC (Evidence-Based Infection Control)セミナーを開催している。今年は、隔離予防策CDC(Centers for Disease Control and Prevention, 米国疾病防疫センター)ガイドライン2007の作成に携わったCDCの職員を招聘したので、この講演の内容を概説し、感染管理の成功要因を考察したい。

 新しいガイドラインで使用されている新しい用語
 1. 医療関連感染:医療現場(病院、長期介護施設、外来、在宅ケア)で獲得した感染

 2. 呼吸器衛生/咳エチケット:医療施設内で初めて人と人が出会う時点で実行すべき感染対策

 3. 空気感染隔離室:空気感染予防策に必要な空調管理と換気能力が備わっている部屋

 4. 防護環境:重度免疫不全の同種造血幹細胞移植患者が環境に存在する真菌に曝露される危険を
  減らすめの設計がなされている環境

 標準予防策に追加された対策
 呼吸器衛生/咳エチケット、安全な注射手技 、腰椎穿刺処置時に外科用マスクの着用

 空気感染に関する新たな問題
通常は飛沫または接触で感染するが、空気感染するかもしれない病原体

 1. SARS-コロナウイルス:距離は限られているが、空気感染が示唆されている(ネブライザー治療、
  気管内挿 管、非侵襲的陽圧換気療法、心肺蘇生 )。

 2. インフルエンザ:飛行機内のアウトブレイク調査が空気感染を示唆した。1957-1958のインフルエンザ
  世界流行時に、紫外線が結核患者のインフルエンザに予防的効果を持っていたことから空気感染が
  示唆されている。

 3. ノロウイルス :吐物や便の感染微粒子のエアゾル化について、複数の事例で仮説が
  立てられている。

 おわりに(効果的な感染管理)
効果的な感染管理を実践するための計画は、適切な財政的・人的資源の確保 、施設の安全文化と組織の体質、勧告された指針の遵守、疫学的に重要な微生物のサーベイランス、医療関連感染のサーベイランス 、患者の配置、環境対策、手指衛生の奨励、教育(医療職員、患者、および家族)などを考慮した多面的なものでなければならない。

問題を把握でき改善策を提言できる医療現場の職員と管理者が患者の安全に対して責任を分かち合う職場環境(施設の安全文化)ができれば、感染管理システムの再評価と改善が組織的かつ継続的に実施できることをEBICセミナーで発表された感染管理成功事例報告からも学ぶことができた。医療現場の職員が感染管理の質や効率を高める適切な提言をするために必要な知識や技術の向上をめざして、EBIC研究会は今後も質の高いセミナー、講習会、ワークショップの開催を継続したい。
座長:岩﨑  榮 (いわさき さかい) 特定非営利活動法人 
卒後臨床研修評価機構(略称;JCEP)専務理事
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